自宅の庭に沿って大きな栗の木が育っているという条件というのは
結構特殊なものなのでしょうか。
ちょうど栗の木が枝葉を大きく広げる直下に
我が家1階のテラス風のバルコニーが位置しており、
特に日差しの強い初夏から夏場にかけては
これらの葉が適度な遮光材の代わりになってくれます。
日中そこで過ごしていても強い日差しで苦労するという事が無いという、
大変有難い存在なのです。
ですがその有難味も秋が訪れると一変します。
言うまでも無く栗は落葉樹。
晩秋にかけてバルコニーに降って来る落ち葉の数は半端無い上、
栗特有のイガの付いた実もかなりの頻度で落下して来ます。
そこで毎年晩秋になると、
バルコニー上でのこれらの掃除がもはや風物詩となっているのです。
休日の半日を利用し、庭作業がてら家族全員で落葉の掃除。
苦労ばかりがクローズアップされがちですが、もちろん楽しみな事も。
それは言うまでも無く、無数に落ちているイガの中から
しっかり実った栗の実を探し出し集める事。
美味しい食材にもなってくれる栗の実ですから、
まさしく全員が夢中になれるイベントなのです。