趣味が高じて園芸用の小型温室を購入してしまった私。
その設置場所は何の迷いも無く、
家の中で最も長時間確実な日照と通風が得られる
広いバルコニーの一角となりました。
電源を引きいれるコンセントも予め近くに存在している他、
四季の栽培に必要な様々な用具を持ち出すにもバルコニーという環境は最高。
もちろんいちいち階段を下りぐるりと周囲を回ってアクセスしなければならない庭と違い、
サッシを開ければすぐに大事な鉢花の様子が観察出来るという
メリットも捨てがたいものでした。
唯一バルコニーならではの欠点となるのは特に夏場、
通風が良すぎるがゆえに乾燥してしまうというものですが、
これでさえも毎日こまめに水打ちし、
灌水用に溜めたバケツの水を幾つか温室の周囲に設置しておくだけで、
それなりに防ぐ事が出来るものです。
始めの数年こそ冬場にガッツリと保温が必要な種類ばかり育てていたのですが、
そうなると暖房で電気代がかなり嵩んでしまう事が分かり、
最近では比較的耐寒性のあるサボテン等の多肉植物や
ミニカトレヤといった着生ランをメインに楽しんでいます。
これらの種類なら保温時間や強度も最初の頃の半分程度でもいけるものです。