私は学生である。
平日、偶然にも授業が無く貴重な休日となった為、
家でまったりと過ごしていた。
お昼を過ぎて午後二時頃、外から子供たちの声が聞こえた。
私は、特に何もすることがなかったのでバルコニーに出て外を見た。
その日は晴れだった。
初夏の暑さとさわやかな風が自分をどこか別の世界へ誘っているようだった。
そしてバルコニーから小学生を見て、
私は時分が小学生の頃を思い出し懐かしく感じた。
私は小学生の時、夏にバルコニーに出るととても暑かったので、
そこに設置してあるエアコンの室外機のファンの風を浴びて、
よく母親に怒られていた事は今ではいい思い出である。
また、カメをバルコニーで飼っていたので、
外が暑くなると動きが活発になり、
時々バルコニーから脱走してしまう事も思い出の一つである。
私の家の周辺には線路と大通りがある。
バルコニーにいると、ゆっくりと時間が過ぎる中、
電車が通り過ぎる音や車のクラクションの音が時々聞こえており
世の中の忙しさを改めて感じることが出来た。